パウル・マイゼン教授を偲んで フルートfile.1
オペラシティ・リサイタルホールにて
パウル・マイゼン先生の
追悼演奏会を聴きに行きました。
マイゼン先生が
ドイツで教鞭をとられていた当時
留学されていた大御所先生方
そして、芸大に6年間赴任されていた時に
薫陶を受けた先輩方
総勢24名が出演する
贅沢で豪華すぎる
大人のおさらい会(Klassenabent)でした。
マイゼン先生は、
私が入学する前年度に
芸大を退官され
残念ながら長期的に
教わる機会はありませんでしたが、
村松楽器主催のセミナーや
私がウィーン留学中には
ミュンヘンのご自宅に泊めていただき
フルートの大切なことを
教えていただきました。
演奏会の会場で、
奥様にお会いできました。
マイゼン先生のレッスンは
もちろん大切な宝物なのですが
ご自宅での合宿の際、奥様の案内で、
ミュンヘンからほど近い
ダッハウ強制収容所に
見学に連れていっていただいたことが
とても深く記憶に残っていて
その感謝を直接伝えられて
本当によかったです。
出演された方々は
敬愛してやまない先生方
私が中学生だった頃から
憧れの先輩方ばかりで
自分の原体験を思い出して、、
マイゼン先生の会ですが
今年の9月に亡くなられた
恩師三上先生のことも
深く思い出しました。
初めて三上先生のレッスンを受けに行った日に
私のあとにいらして
数日後に控えたコンクール直前の
通し練習を聞かせていただいた先輩
三上先生の初めてのおさらい会で
準備運動と称して
フルートをブンブンふり回して
ストレッチしてらした先輩
そのまま吹いた曲は
当時の中学生には
衝撃的な現代曲でした、、、
留学中、住んでる私よりも
ずっと詳しくウィーンのことを
教えてくださった先輩
初めてのオーケストラのお仕事で
隣で吹かせていただいた先輩、、
皆さんあのときのままのようで
それでいて20年以上の円熟味があって、、
自分はこれから
どんなフルーティストになりたいのか
先生方にいただいた記憶で
どんな音楽を奏でたいのか、、
最近初心に返る機会が多すぎるので(笑)
そろそろ、土台ばかり固めずに
しっかり積み上げていきたいと
気が引き締まりました。
大事に育てていただいた先生方に
いつでも胸を張ってご報告できるように
明日からまた頑張るぞ🎵
本日もお読みいただき
ありがとうございました🍀
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